【Uターン・Iターン】遠距離の転職活動の難しさと体験記【男性向け】
「田舎移住に失敗しまして」のタイトルの通り私は田舎移住に失敗した。
だから再び都会に戻る訳だが遠距離での転職活動と言うのは結構難しい。
田舎に来た時に十分味わったが、都会に帰るために再び遠距離の難しさを味わっている。
という訳でIターン、Uターン等、遠距離転職の難しさについて実体験を交えて書いていこうと思う。
というか「Iターン」ってターンしてなくない?
日程調整がキツい。
遠距離の転職活動だとほとんどの場合「面接=有給取得」になる。
要は転職活動に使える日数も受けられる企業も限られるという事。
基本的には有給の取れる範囲でしか選考が受けられない。
更に移動にも時間が掛かるからとにかく日程調整がキツい。
都会→田舎の遠距離転職をした時。
一度に2-3社の選考が限界だった。
そして選考は全て金曜日に入れてもらった。
流れで言えばこんな感じ。
木曜日の夜に夜行バス(仕事の後)
↓
金曜日の朝に面接地着
↓
朝、昼、夕で3社面接
↓
金曜日の夜に夜行バス
↓
土曜日の朝に自宅着
こんな生活をしながら転職の選考対策を進める事になる。
マジでしんどい。
仕事終わって水曜日の夜に夜行バスで出発。
木曜日に面接して夜行バスで帰宅。
金曜日の朝、自宅でシャワーだけ浴びて出社。
とかもやった事はあるけど、正気の沙汰じゃない。
こんな感じの生活が内定が取れるまで送る事になる。
倍率が高い企業の場合、日程調整が出来なかったり不利に働く事もあるので身体に鞭を打ってでも選考を受けなければならないこともあり得る。
実質転職エージェント必須。
複数の企業で転職活動を並行して行うには実質、転職エージェントの協力が必須だと思う。
何故なら自分の余裕が全くないから。
先程のスケジュールで動きながら面接や筆記の対策をしていかないといけない。
ESや履歴書、職務経歴書も作らなければならない。
そんな中で日程調整まで入って来ると手がまわらない。
何より気持ちに余裕がなくなって生活レベルで回らなくなってくる。
長期戦は難しいからこそエージェントに日程の調整をしてもらって、あわよくば面接のフィードバックを聞き出してもらいながら対策をしていくのが良いと思う。
やったらわかるけど本当に一つでも自分でやる事は減らした方がいい。
なお、私はリクルートエージェントをメインに使っていた。
お金もネック。
そして転職活動に掛かる費用もキツい。
新幹線を使えば平気で片道数万円。
夜行バスでも往復したらそれなりの金額は掛かる。
面接で交通費を出してくれる企業も意外とある。
けれど、出してくれるのは筆記が終わった面接からだったりもするし、そもそも出してくれない企業もある。
それなりに蓄えがないとお財布もキツい。
だから私は基本的に移動には夜行バスを使っていた。
貴重な有給を使って丸一日面接に使うためにも夜行バスを使わざるを得なかったのもあるのだけど。
転職は有給との戦い。
前述の通り、転職活動では有給取得が必須になる。
有給を使い切る前に内定を決めないといけないのもあるんだけど、頻繁に有給を取り続けるので会社からは良い顔をされない。
有給を使い切れば転職活動を続けることさえ厳しくなる。
だから本当にいろんな意味で「有給との戦い」になる。
これも思いの外、キツい。
一応、私が都会から田舎で転職した時は
1次選考:普通に有給
↓1週間後
2次選考:体調不良を理由に有給
↓2週間後
最終選考:普通に有給
で選考を受けたけど、普通に怪しまれたし転職活動していた事はバレてた。
前回はあっさり転職出来たから良かったものの、長期戦はかなり厳しいと思う。
まとめ
という訳で遠距離での転職活動は使える日数の制限や金銭的な負担、今の職場で如何に有給を取るか等の理由で厳しい戦いになりやすい。
その点は覚悟した方がいいと思う。
でも、上手くやれば突破口も見つかると思う。
何より、あえて遠距離で転職をする時はそれなりの理由があるはず。
自分の人生を大きく変えるような選択をして。
もしかしたら大きなリスクを取ってでも選んだ道かもしれない。
それだけ大きな決断をしたのなら多少厳しい道でも乗り越えて行けると思う。
私は都会から田舎にそれなりの決断をして移り住んだ立場として、あなたの選択を応援したい。