「逃げの転職」本当に悪いのか問題
「逃げの転職が良くない」って、本当によく聞く話じゃないですか。
今回は仕事どころか住んでる街からも人間関係からも。
身の周りのものほとんど全てから全力で逃げた私が「逃げの転職ってどうなの?」という内容で書いていきます。
◯結論:「逃げ切れるかどうかによる」
私の中での結論です。
逃げようとしている事から本当に逃げられるならアリ。
環境を変えようが逃げ切れないならナシ。
どういう事かと言うと逃げ切れないと結局、同じ事を繰り返してしまうから。
例えば「ノルマが嫌だ」と言って営業職を転々としたとします。
どの会社の営業でもノルマや営業予算はほぼ確実にあるので嫌な事から逃げ切れません。
転職を繰り返すうちに時間だけ浪費してしまうんですよ。
言い回しを変えれば転職して環境を変たら解決する問題なら転職すればいい。
解決しないなら転職しても意味がない。
と、私は思います。
◯自分の場合は一応解決しました。
参考までに自分語りを。
私の前職はそれなりに名前の通る企業での営業でした。
待遇ホワイトでしたが労働環境が厳しかったです。
毎日、終電で営業予算の要求も高い。
活動プロセスも管理されていたのでしょっちゅう吊るし上げられてました。
営業の仕方に裁量も無かったし。
会社の駒として動いてるのがしんどくなりました。
きっと自分でなくても代わりはいる。
毎年、ノルマがどんどん上がる。
仕事もどんどん増えていく。
子供にも顔を忘れられた時に「きっとこのまま会社に人生捧げて死んでいくんだ」と感じてぷっつんと何かが切れました。
そして転職。
田舎へ移住。
確かに勤務先の会社は小さくなりましたが、ある程度は裁量を持って好きにできてます。
帰りも早くなって子供と遊ぶ余裕も出来ました。
今ならお風呂も一緒に入れます。
「会社ファーストでなければならない」価値観から逃げ切って「自分の人生が一番大事」と思えるところに着地出来たので満足してます。
◯悩むなら「環境を選ぶ」と考えよう。
「逃げの転職」について悩んでいる人。
経験上、とても真面目で不安傾向だと思います。
イケイケドンドンの人って良くも悪くも「逃げ」なんつ感じないし、自分を責めたりもしないもん。
どうしても「逃げの転職じゃないか」と思ってしまうなら「環境を選ぶ転職だ」と言い換えたらいいと思います。
人間どうしても得意や苦手があるんですよ。
メッシをNASAの研究チームに入れても意味ないじゃないですか。
安倍首相をメジャーリーグのマウンドに送っても何も出来ないじゃないですか。
自分の性質から考えて得意な事で勝負するのが合理的なんですよ。
だから「逃げる」ではなく「選ぶ」と言い換える。
嫌な事があるなら、その嫌な事に出会わずに済む選択肢を探したらいいんです。
とまあ、そんな感じです。
◯最後に。
イヤイヤ言ってるだけだと何も出来なくなるので「自分が闘うべきフィールド」を見つける事は避けられないよ!
そこだけは気をつけましょう。