【働き方改革】ガチホワイト企業は根本から考え方が違うという話。
どうもです。
営業の仕事柄、いろんな会社に出入りしてきました。
今回はガチホワイトな会社に共通する考え方をまとめていくよー。
人に依存しない
ガチホワイトな会社で最大の特徴が「人に依存しない」という事。
どういう事かと言うと「仕事は仕組みで改善するもの」というスタンスになっているのさ。
例えば、多くの会社ではガツガツ仕事をこなす出来る人が尊重される。
一方で、仕事が遅かったりコミュニケーションが苦手な社員は「もっと頑張れ」と指導される。
仕事が遅い人に合わせて仕組みを作ったりはしない。
一方でガチホワイトの場合は仕事が遅い人がいるのも「個性」と捉えて、仕事が遅い人でも問題なく仕事が回る環境を作りに行く。
なんなら「課題点をピックアップしてくれた」とさえ捉えたりもする。
結果、一部の出来る人以外のボトムアップになり業務が改善される。
巡り巡って、ボトムアップした人たちが仕事の出来る人の業務を肩代わり出来る様になり、仕事が出来る人は更に生産的な業務に注力出来る様になる。
長い目で見たら企業の力が時間の経過と共にゴリゴリ高まっていく。
ガチホワイトにはそんな特徴があります。
スタート地点は必ず「現実」
営業職には特にありがちなことですが、多くの会社は目標という名の「理想」を前提に計画を組みます。
例えば市場の動向とは相関しない「前年度○%アップ」とか。
仕事の環境を見直さずに残業削減を掲げたりとか。
当然、現実を考慮しない目標なので頓挫する。
達成していても、従業員のハードワークによる達成だったりします。
一方でガチホワイトは「現実」から計画をスタートします。
前年度の売り上げではなく、市場の動向から現実的な目標値を作る。
残業削減も従業員への指示ではなく、現状分析と課題の特定、課題を解決する仕組み作りから入ります。
だから目標数字に達しないことも少ないし、現場が疲弊する事も少ない。
更に言えば従業員には「現場の問題は会社が解決に動く」という認識が出来るので、働き方の問題点が次々に把握できる様になります。
会社は出て来た課題を潰すために投資をするので、毎年生産性が上がっていきます。
意見が言える環境
よくある会社だと「出来ない」「難しい」は個人の問題として根性論で封殺します。
結果、問題を抱える従業員はメンタルや健康を害して会社を去ります。
そして、人手不足のしわ寄せが全体に波及します。
ガチホワイトの場合は「出来ない」「難しい」を業務改善のタネと考えて積極的に集めて対策します。
結果、「出来ない」「難しい」と言う業務の問題点が早期にピックアップされて対策されていきます。
そして、負担なく成果が出せる仕組みが構造化されて蓄積していきます。
人も辞めないので人手不足になり辛く、教育プロセスも出来上がっているので新規採用をしてもスムーズに戦力に育てる事が出来ます。
終わりに
最後に一つだけ言いたいことがあって「ガチホワイトには歴史がある」という事もあります。
昔はハードワーク前提だったり、大量の離職者を出していたりする会社もあります。
倒産寸前まで傾いた事があったりする会社もあります。
結局、改善が改善を生む「ホワイトなループ」はある程度、企業体力も必要なんだと個人的には思います。
会社は営利法人なので利益を出してナンボですし、お金がなければ人も雇えません。
仕事の環境も作れません。
転職エージェントから度々、「労働環境だけを求めてぶら下がれる転職先を探す人もいる」という話を聞きます。
ホワイトな環境って「ぶら下がりが許される」ではなくて「みんなで押し上げる」事によって出来上がっているんだと私は思います。
いろんな会社を見てきたからこそ。
良い仕事環境に出会うためには、ぶら下がれる会社を探すのではなくて「自分の力も使って押し上げたい」会社を選ぶ事が大切なのではないかと感じています。
そして見つけた会社が「会社を押し上げたい自分達に応えてくれる会社」であれば、きっと良い仕事選びが出来るんじゃないかなーと。
まあ、そんな会社を見つけるのが難しかったりはしますけれども。
ただ、労働環境の改善を目指して転職をしたい人には「ぶら下がりを期待する」のは辞めた方がいいよ、という事を伝えたいのです。
以上!終わり!