【経験談】人生がつらい人程セルフコンパッションを高めよう
大手企業ですり減り過ぎて田舎まで逃げ込みました。
どうも、羊です。
さて、今回のテーマのセルフコンパッションとは何でしょうか?
一言で言うと「自分を認めて受け入れること」
良いも悪いも強いも弱いも、まとめて許して受け入れること。
今回は自分を受け入れる、そんなお話です。
私もつらい時期を経験しているのでどこかで伝えたかった事なのです。
○つらくなる理由=自己否定
私は内向的で真面目なタイプと誰からも言われます。
そんな私が前職で潰れてしまった要因が「自己否定」です。
・内向的はダメ。もっと外交的に「ならなければいけない」
・仕事が遅いのはダメ。もっと段取りもうまく「ならなければいけない」
・見通しが甘いのはダメ。もっと相手の立場まで「考えなければいけない」
・製品知識に疎い。もっと詳しく「ならなければならない」
etc……
自分の現状を全て「ダメ」と否定して「○○でなければならない」と求め続けました。
そして最後は適応障害になり退職しました。
当時の考え方は以下の様な感じです。
自分がダメだから、良くならなければならない。
でも理想の姿は自分の性格や価値観と違っていて目指す事だけでもつらい。
理想の姿を目指す事すらつらい自分はダメな奴なんだ。
そんなダメな奴は仕事を続けさせてもらえない。
仕事がなければお金もなくなる。
世の中に対して価値がない人間は生きてはいられない。
仕事でつまづいただけなのに、いつの間にか生きる事すら諦め始めていました。
○田舎に来て自己否定をする自分に気づく。
というわけでボロボロになった結果、半ば「どうにでもなれ」と田舎暮らしを始めました。
自然の中で忙しさから解放されて気づいた事は「何故、自分を否定していたんだろう」という事でした。
人間、皆個性がある。
得意も苦手もある。
なのに「~であるべき」と、一本道の生き方を選ぶ必要がどこにあるのかと感じました。
転職、移住しても仕事はどうにでもなるし生きていける。
退職した時は気にもしなかったけど、ほぼ毎年社内表彰受ける程の強みもあった。
なのに「○○でなければならない」という考え方に支配されて弱いところしか見れなくなっていた。
弱いところがあるのは悪だと感じていました。
田舎に来て、今までの生き方を捨ててようやく
人間には個性がある。
価値観も違う。
生き方は一つじゃない。
仕事も案外どうとでもなる。
自分を否定する必要はなかったんだと気付きました。
○私流の自分の認め方
とは言っても簡単に考え方は変えられないかと思います。
なので、私流の考え方を最後に書きますね。
自己否定をやめる考え方は
「今、この場所がスタートライン」です。
言い方を変えると「今の自分を無視しないこと」です。
例えば東大に行きたい小学生にいきなり高校数学のテキスト渡して勉強させても出来るわけがないですよね?
目標があるのは結構。
理想的なプロセスを考えている事も素晴らしい!
ですが、そのプロセスが今の自分に最適かは別問題なんです。
先程の例で言えば東大に行きたい小学生は足し算、掛け算から始めなければ先に進めません。
それと一緒で目指す理想が何であれ「今の自分を受け入れてから、次に何をするか」が、大切なんです。
どんなに自分の嫌なところを否定しても、誰かと比べても。
何一つ自分は変わっていませんよね。
人間は変わることが出来る。
でも、それは現状を理解して受け入れているから変わり始めることが出来るんです。
自己否定をする必要も暇もありますか?
ないんですよ。
○いろいろ言いましたが……。
無責任ながら人生なんとでもなりますよ。
気楽に考えて大丈夫。
私なんか勢いで以前の生活を全部捨ててますが余裕で生きてますからね。
生き方にもいろいろあるので一つの生き方のや理想に固執する必要はありませんよー。