【考え方】可能性を広げるために「具体化」と「限定」を区別しよう。
こんなツイートを致しまして。
大切な事だけど「具体化」と「制限」は別物なので注意しようね。
— めえ太@田舎移住に失敗しまして。 (@hitsujino_meeta) 2019年12月19日
何かを実現するためにはやり方やプロセスを具体的に考える事が必要。
けれど「このやり方しかない」と限定すると「制限」になって視野や行動が狭くなる。
目的達成にはいくつものやり方があるので具体化はしても限定しない様にね。
「目標達成のためには具体化が必要」とよく言われます。
ビジネス本でも。
WEBのノウハウ記事でも。
会社の教育でも言われましたし、何ならコンサルからも言われた事があります。
確かに「ものごとを実現する」ためには具体化は重要な工程です。
ただ具体化して考える時に気をつけたいことがあります。
「具体化」と「限定」はまるっきり別、という考え方です。
今回は「将来の可能性を広げる」ためにオススメする「具体化」と「限定」の区別についてまとめていくよー。
具体化と限定の違いって?
一言で言えば「複数の選択肢を考慮するか」の違いです。
例えば「年収1,000万円を稼ぎたい」と、目標を立てたとして。
具体化の考え方は
・稼げる業界に行く。
・株式投資をする。
・副業ビジネスをする。
とか、目標達成のためにどの様な手段やプロセスがあるかを詰めていく考え方です。
結果として「稼げる業界に行く」という選択をしても他の選択肢も並行でやっていけばいいんです。
一方で限定の考え方は「年収1,000万円になるには稼げる業界に行くしかない」と選択肢を制限する考え方です。
限定の考え方を取ると「成功するには転職を成功させるしかない」という状況になるので、他の選択肢がなくなります。
結果として、目の前のチャンスに気がつけないし、一つに決めた選択肢で失敗が出来なくなります。
すると「失敗出来ない恐れ」から行動が出来なくなって現状が変えられない、という事態に陥ります。
何を当たり前の事を……。
とりあえず「具体化」と「限定」の違いについて述べましたが。
「何を当たり前の事を……」と感じた人もいるでしょう。
そうなんです。
当たり前の事なんです。
にも関わらず「選択肢を限定している」事に気がつけない場面って結構あるんですよ。
労働環境を変えるには転職しかない。
とか。
豊かに暮らすには地方移住だ!
とか。
自由になるならフリーランスしかない。
とか。
良い学歴で良い会社に入るしかお金持ちにはなれない。
とか。
確かに目標達成の一つの手段にはなるんでしょうけれど。
本当に道は一つでしょうか?
労働環境を変えたい目的はなんでしょう?
「今の職場がしんどいから、抜け出したい」だったとすれば。
しんどくならない受け止め方は出来ないでしょうか?
良い大学を出て、良い会社で出世しないとお金持ちにはなれませんか?
そんな事はないですよね。
一手段として取り組んでいくのは良い事です。
ですが、失敗した時や目論見を外した時の保険としてでも「他の選択肢」を残しておくべきだと私は思います。
しんどい時ほど視野は狭くなるので、たまに「自分の考えを制限していないかな?」と考えてみる事をオススメします。
私の場合
最後にサンプル例として私の反省を書いていきます。
ブログタイトルにもある様に「田舎移住に失敗した」人間です。
田舎には永住しません。
田舎に来た時、まさに私は限定的な考えに陥っていました。
思考プロセスはこんな感じ。
都会で激務がしんどい。
↓
都会の仕事は競争が激しいから激務になる。
↓
田舎にはのんびりした暮らしがあるはず。
↓
激務から逃れるためには地方移住しかない!
結論を述べれば「田舎でも激務はある」のです。
同業で都会から田舎に来て感じましたが、「仕事が辛い」「忙しい」というのは仕事の内容や業界によるところが非常に大きいです。
田舎に来ようが忙しい仕事は忙しいし、人間関係が悪い職場だってあります。
逆に都会でも働きやすい職場もあります。
私の反省は「田舎移住以外の選択肢を捨てた事」です。
だからこそ、悩んだ時やしんどい時ほど。
「選択肢を狭めずに考えて欲しい」とおもうのです。
とまあ、自分の体験も踏まえて記事にしてみましたが大抵の場合は「何とかなる」ので気楽に「他の道もある」と思う事をオススメしますよー。