「嫌いな自分」との付き合い方。自己否定が止まらない人へ。
「自己肯定感」という言葉が少し前にTwitterでトレンド入りしていた。
ざっくりと言えば自分を認めてあげる感覚の事だ。
今回は「自分が嫌い」という人に向けて「自己肯定感の上げ方」を書いてみようと思う。
私も自分が嫌いで適応障害にまでなって田舎に逃げているけど大丈夫。
なんだかんだと何とかなると思うよ。
○考えていく順番
「自分を認めてあげましょう」
世の中のHOW TOはいとも簡単にそんな事を言ってくれる。
その自分の認め方が話らないからこそ苦労するのだ。
私流になるけれど細かく分けてみたよ。
1.楽になりたいと思う
2.感情を否定しない
3.何故、自分が嫌いかを具体的にする
4.認知の歪みに気づく
5.自分の問題とその他を分ける
6.自分で何とかできるものには対処を。何ともならないものは受け入れ方を見につける。
だいたいこんな感じ。
最初から「自分を受け入れろ」とか言われても、自分との付き合い方もわからないんだから無茶言うなよ、ってなるよね。
だから最初は「楽になりたい」とか「辛さを減らしたい」と考えるだけでいいと思う。
「楽になりたい」と考える事が習慣化してくると目の前の事に対して「なんで辛いのだろう」という疑問や「何とかできないかな?」と思うタイミングが出てくる。
その時に実際の行動に移していけばいい。
「○○と思うのはダメだ」という感情の抑えつけもあまりオススメは出来ない。
感情ってそれなりに意味があって生まれる。
感情の処理や表し方はコントロールが出来るけど、感情が起こる事自体を否定するととてもしんどくなる。
どんな感情も起こるのは仕方ない。
その上でどう扱うかが問題だと思えばいいよ。
○ニーバーの祈り的な思考
主よ
私に変えられるものを変える勇気を。
変えられないものを受け入れる冷静さを。
そしてそれらを見分ける知恵を与え給え。
原文とは違うけど昔の神学者さんのお祈り。
別に神に祈る必要はないけど考え方としてはとても有益です。
よくあるお話が「どうにならない事」をどうにかしようとして自分の事を嫌いになるってパターン。
顔の作りや根本的な性格とかね。
努力で多少の改善はすれども急に劇的に良くなる事はまずない。
でも「なんとかしたいと」とか「こう、あるべき」と理想と対比するからしんどくなる。
ならば、変えられない事は受け入れてその上で何が出来るかを考えた方が有益なんだよね。
○嫌いな事を具体化する。
あとは自分の何が、何故嫌いなのかを具体化しておく事も自分嫌いの付き合い方としては結構大切と思うのです。
何故かと言えば人間は論理を飛躍させてしまいやすい生き物だから。
例えば「まぶたが二重じゃない→私は可愛くない→私はブスだ→だから優しくしてもらえない」みたいな感じ。
別にまぶたがぱっちり二重じゃなかろうが魅力的な人はたくさんいる。
それに人当たりが良くて優しくしてもらえる人だってたくさんいる。
でも、全部自分が嫌な事のせいにしちゃいたくなるんだよね。
だから「自分が嫌いなポイント」と「その影響の程度」は具体化しておいた方がいい。
「意外と悩みすぎだった」とか「今のままでもなんとかなる」と思えるかもしれない。
ざっくり大まかにはこんな感じです。
要は「自分像をはっきりさせて、否定するより活かし方を考える」ということだと思う。
自己否定で苦しむ必要ってないんだよ。
とだけ最後に言っておきますね。