【捉え方】「人生で大きな失敗はありますか?」「特にありません」
就活や転職面接では失敗や挫折の経験を当たり前の様に聞かれる。
お決まりの答えとしていくつか回答は持っているのだけれど本心を言えば「特にありません」と答えたい。
今回はそんな「失敗」や「挫折」の捉え方についてのお話。
「失敗」や「挫折」ってなんだろう?
どちらも「当初の目的が達成出来なかった事」という意味を含む言葉なので、そのまま捉えるのなら私も数え切れないくらいの失敗を重ねて来た。
そもそもこのブログのタイトルなんて「田舎移住に失敗しまして」である。
学校でも、仕事でも、プライベートでも。
そのタイミングだけを切り取れば失敗まみれの人生です。
お金だって逸失利益を含めれば数百万円は失っている。
でも「人生に対して」と考えるなら特に失敗したとも考えてないんだよね。
理由は単純で「選んで来てたどり着いたのが今」という感覚が強いから。
例えば田舎に来ていなければ引っ越し費用も使わなかったし、昇格直後で上がった給料を貰い続ければ今よりも高い収入があったはず。
でも、自分自身が興味があって、惹かれた生き方を選んだ感覚があるから特に後悔もしていない。
数十万円の勉強代で閉塞感に満ちた生き方以外にも道がある事がわかったのなら安いものだとさえ思う。
仕事では「仮説提案」に強みを感じていて相手と話さえできれば商談はどうにでも取れるとも思っている。
でも私のやっている「仮説提案」って言い方を変えれば当て馬をぶつけて断られてから深掘りしていくスタイルなので、ある意味では作った「仮説提案」自体は失敗する事を前提にしているんだよね。
要は失敗の使い方の問題で、失敗したところでやめずに。
乗り越える必要さえもなく「失敗した事で生まれた状況を上手く使う」事で最終的には前に進める、というのが私の価値観なんですよ。
成功に囚われるとしんどくなる。
逆に「成功に固執する」としんどくなる、というのも私の持論。
失敗が許されないのなら何も出来ないし、何も出来ないなら現状から良くなる事も何もないのさ。
変わらないんだもん。
むしろ、自分が変わらない事で周囲の事情の変化において行かれるからどんどん状況は悪くなる。
個人的にはリスクを考えても行動する価値があるならどんどんやればいいと思うんだ。
田舎移住に失敗しまして。
関連として田舎移住をして。
また、田舎移住に失敗して学んだことは以下の事。
- 人生のしんどさは住む場所よりも生き方によって生じる。
- 失敗を乗り越える必要さえ無くて、失敗した後の状況にも使い道がある。
- 「実現不可能」な理想を追うよりも「現状から何ができるか」を考えた方が良い。
- 行動するためのリソースやエネルギーには限度があるので、根性論は続かない。
- 目標達成を目指す時は目標からの逆算を気にし過ぎると現状無視の非現実的な計画になる。
- お金を稼ぐにはサラリーマン以外の方法もある。
などなど。
大手企業で「会社の枠で働いていれば安泰」→「会社の意向に反してはいけない」と硬直的に考えていた頃と比べると随分、楽な生き方になったとは思ってます。
しんどさを軽くするのに大切な事。
田舎暮らしで学んだ一番大切な事は「失敗の使い方を身につけよう」という事だな、と思います。
今はブログやTwitterでネタに出来る様になってすごく救われた気がしてます。
「田舎移住に失敗した事」は私のある意味でブランドみたいなものになってるんだよね。
「自分の失敗を使う方法がある」というだけで本当に気が楽になるんだ。
というわけで。
今後も局所的にはしこたま失敗をして、それをネタに生きていこうと思うんだ。
これからもブログやTwitterでどんどんネタにしていこうと思うのでよろしくお願いします!